SEKAI NO OWARI
少し誤解されやすい「SEKAI NO OWARI」というバンド名は辛い経験で絶望したボーカルFukaseが、その時に唯一残されていた仲間と音楽で「世界の終わり」から始めてみよう、というポジティブな気持ちから生まれたものだそうです。
かつてHYがそうであったように男女混合のバンドはうまく融合すると音楽の幅がぐっと広がって男女共に愛されるファン層の広いグループになりますが、SEKAI NO OWARIもまさにそれ。しかも作詞作曲をFukase、Saori、Nakajinの3人で行っているため、奥行きもあります。もともとFukaseとNakajinは「ゆず」が好きという共通点でつながっていますし、そこにSaoriのピアノスキルが加わって美しいメロディーが多いです。
音楽の幅と奥行きというのは例えばセカオワ音楽の一般的なイメージであるディズニーパレード調のRPG(2013)・炎と森のカーニバル(2014)だけでなく、ダークサイド調のDeath Disco(2013)・ANTI-HERO(2015)、バラード調のRAIN(2017)・サザンカ(2018)のほか、SOS(2015)は彼らにしか作れない名曲です。幻の命(2010)がインディーズデビュー曲というのも彼ららしいと思います。
Fukaseの聲はテンポの速い曲で記號として曲と一體化させるにもフィットしますし、かと思えばスローな曲では真っすぐで透明度の高い聲がすっとこころに刺さります。正直セカオワはアルバム曲もいい曲ばかりですがここではその中でも選りすぐりを16曲紹介します。気に入った方は他もぜひ聴いてみて下さい。
なんとなく漠然と、サザンみたいにFukaseとSaoriが結婚すればいいのに、と思っていた人間からするとSaoriの結婚は少し残念でしたが(なんと同日にNakajinも結婚発表していますが)、これからもSEKAI NO OWARIがバンドとして仲良くやっていってくれれば、と願います。
SEKAI NO OWARIで本当に聴いてもらいたい名曲はこれ!!(16曲)
イチオシ3曲!!
☆Dragon Night(2014)
☆サザンカ(2018)
☆Error(2019)(←添付は音質いまいちですのでサブスクで聴くことをおすすめします)
幻の命(2010)
Never Ending World(2012)
Love the Warz(2012)
RPG(2013)
Death Disco(2013)
スノーマジックファンタジー(2014)
炎と森のカーニバル(2014)
Dragon Night(2014)
Play(2015)
ANTI-HERO(2015)
SOS(2015)
マーメイドラプソディー(2015)
RAIN(2017)
サザンカ(2018)
YOKOHAMA Blues(2019)
Error(2019)